犬がぐったりして疲れている!元気がなさそうに見える!
そういう時ってありますよね。
普段の食事もしますし、病気というわけでもなさそう?
でも、いつものような元気もなく、散歩後もぐったり寝てしまう。
この状況は、一体何なのでしょうか?
今回は、そんなときに考えられる理由や原因を探って行きたいと思います。
犬がぐったりして疲れている・元気がない理由
老化
まず、1番始めに考えたいのが「老化」です。
いつも元気なワンちゃんですが、歳を重ねるごとにその体力はどんどん低下していきます。
犬は人間よりも歳を重ねるのが早い動物です。
簡単な表を出すと下記のような関係性にあります。
犬の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1ヶ月 | 1歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
1年 | 17歳 |
2年 | 23歳 |
3年 | 28歳 |
4年 | 32歳 |
5年 | 36歳 |
6年 | 40歳 |
7年 | 44歳 |
8年 | 48歳 |
9年 | 52歳 |
10年 | 56歳 |
犬は6年目を越えた40歳以降からシニア期に入ると言われています。
現在の、ワンちゃんの年齢を思い出してみてください。
7歳や8歳になっていませんか?
この年代くらいのワンちゃんがぐったりしていたら、お散歩コースを見直す必要がありそうです。
散歩コースの調整で改善へ
いつもと同じような散歩コースなのに、ぐったりして元気がなくなる。
そういう場合は散歩コースを改善しましょう。
その使っているコースは坂道や段差が多いコースではありませんか?
老化により足腰が弱ってきているワンちゃんにとって、複雑なコースはとても体力を使います。
出来るだけそういうコースは避けるようにしましょう。
また、時間なども改善すると良いかと思います。
普段、1時間散歩をしているなら45分にする。
40分行ってるなら30分にする。30分行っているなら20分にする。
それだけでかなり違ってきます。
確かに、適度な運動は老化の防止に繋がりますが、負担になるくらいの運動量だと話は別です。
犬自身が健やかに暮らせるように、適切なコース、時間配分を見つけ出してあげてください。
気候との関係性が原因?
もうひとつ考えられる理由としては、気候の変化です。
夏場の暑い時期は、特に犬にとっては厳しいですからね。
犬は人間より地面に近い位置を歩いているので、その体感温度は全然違います。
夏場のアスファルトはまさに地獄。それにより体力を奪われている可能性があります。
出来るだけ涼しい時間帯に散歩に行ってあげるようにしてください。
また、寒さが厳しい時期も注意が必要です。
冬場は筋肉が収縮してしまうので、普段の力を発揮できず、余計に散歩する体力が必要になってしまいます。
もし散歩中、こちらに目線を飛ばして来たときや、ハアハアといつもより大きく呼吸していたら、疲れているサインなので見落とさないようにしてください。
少し休憩したり水分補給を行ったり、散歩ペースを落としたりなど、ワンちゃんの体調と合わせるようにしてくださいね。
小型犬なら、抱きかかえて途中で散歩を切り上げるのもありだと思います。
疲れているときのサイン
散歩中、疲れているサインとしては下記のような行動が考えられます。
- 目線をこちらに飛ばす
- ハアハアと大きく呼吸する
- 散歩コースを引き返そうとする
- 歩くのを止めて地面に座り込む
- 後ろ足がもつれて揃ってくる
上のような行動をしたら、注意するようにしてください。
普段と違うなと感じたら、早めに散歩を切り上げるのが得策です。
ストレスなどの精神的なもの
犬も人間と同じようにストレスを感じています。
何か最近、普段と違った特別なことをしていないか思い出してみてください。
例えば、一緒にドライブに出掛けたり、年末やお盆など大勢の来客があったり。
散歩中、苦手な犬、人、場所に行ったりなど、そういう普段しないことをすると犬も疲れてしまいます。
何か特別な行動、行事をしなかったか思い出してみてください。
スキンシップをとってストレス発散を
心当たりがある場合は、スキンシップをとってワンちゃんの心をケアしてあげてください。
犬にとってご主人様といる時間は、最高のひと時です。
撫でで上げたり、一緒に遊んであげたり、ストレス発散させてあげてください。
心をケアすることで疲れが取れる可能性があります。
怪我や病気の可能性を探る
もしかしたら、外見からは分かりずらい場所を怪我している可能性があるかもしれません。
足の裏に異物が挟まってないか、爪が折れていないか、体を触ってみて嫌がる場所がないか探ってみてください。
熱を出していたり風邪をひいている場合は、食欲にも関係してくるので、注意深くみてみましょう。
普段、来客があれば吠えるのに、まったく吠えなかったなど、明らかに普段と違うのならば早めの受診をお勧めします。
吐いたり、挫いた場合はすぐに判断できますが、内面の状態までは中々判断しにくいですからね。
どうしても元気が出ない場合は、プロ(獣医さん)の意見を聞いてみましょう。
まとめ
以上、犬がぐったりして疲れている、元気がない場合の理由・原因についてでした。
ワンちゃんにとって疲れている症状というのは、我々人間と変わりないことが分かったと思います。
体力的なこと、精神的なこと。普段、一緒にいる我々だからこそ、いち早く気付いてあげたいですね。
もし、ぐったりしている理由が老化や気温の変化、ストレスなどと違う場合、怪我や病気の可能性があるので、その場合は出来るだけ早く受診して下さいね。
早めの治療が何よりも特効薬になるのは、我々と同じなのですから。